月別アーカイブ: 2009年11月

チラベルトカップ優勝までの道のり⑧

更新分かりづらいのでタイトル単純な数字にしました。
さて、バラバラ感のあるチームをまとまりのあるチーム、絆の強いチームにしていくために自分は様々なアプローチを試みました。
まずはチラベルト1週間前の菅平でみんなで書いたこれです。キャプテンマークの表側に「全国制覇への道」と裏側に全選手の名前を書きました。
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これは今年、アルウィンでレッズを破った松本山雅のキャプテン柿本の腕に巻かれているキャプテンマークに「One Soul」と全選手の名前が入っているのを見てチームでもやろうと思いました。良いと思うことは何でも取り入れます。
また「意識を変える」の所でも出た松本山雅、チラベルトの会場はアルウィン。実はこの辺り、試合前のミーティングまでつながっていきます・・・。
ということで1、2年生38名でチラベルトのメンバーに入れるのは20名のみ。でもみんな戦うんだと。試合に出ている選手は出られない選手の分まで頑張り、試合に出れない選手は試合に出ている選手がいいプレーが出来るように最善を尽くすんだと。
言葉で言うとこういうことなのですが、実際にキャプテンマークへ名前を書くという行為が視覚的な効果もあり選手達の意識づけになったと思います。
またこれは結果論かもしれませんが、食事で夏からやってきたご飯3杯運動はチーム作りという観点からみても効果が上がったのではないかと思っています。よく同じ釜の飯を食うといいますが、ご飯3杯(1杯目は超大盛り)という難敵にみんあであーでもない、こーでもないと言いながら戦う(?)訳です。一番早く食べ終わる選手でも1時間近くかかります。それは試合と同じ状況なのです。そして、食べれない選手をコーチ陣がいじるんです(笑)
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やっぱり基本、食事は長く、ミーティングは短くですね。
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ジャーン、僕たち「W貴昭」でーす。たかあきはたかあきでも名前の漢字も同じ。さらには2人ともレフティー。食事を通じてコーチ陣もからみます(笑)
それと宿泊時の朝の散歩の時間を長くしました。朝ごはんを食べれるようにということもあるんですが、チームとしてみんなで長い距離を歩いて散歩するという要素もあるわけです。白馬ではみんなで雲の上まで歩きました(笑)
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【雲の上まで来ちゃった白馬】
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【早朝の菅平、きれいな朝焼けの中を散歩する怪しい軍団(笑)】
またちょっとしたことですが、グランド間の移動もバラバラに移動するのではなくみんなで固まって(まとまって)移動する。試合ではA、Bチームを均等の力に分けたり、宿舎での部屋割もコーチが1、2年を混ぜて決めたりして選手間でコミュニケーションを取らせるなど、こんなちょっとした所が後になって効いてくると考え実行して行きました。
また「チーム」中野エスペランサは選手・指導者だけでしょうか?違いますよね。保護者の皆さんの協力があってチームは回っています。中野市役所解散時の選手・指導者・保護者の握手もそうですが、保護者を含めてみんあでやっているという雰囲気作り、チーム作りが大切です。
クラブ新人戦で優勝して祝勝会をやろうという話になった時に、「試合のメンバーにも選ばれていないし、菅平に応援にも行けなかったので祝勝会に参加しづらい」と言っている人がいる、という話が自分に聞こえて来ました。これは選手本人が言ったのか、保護者の方が言われたのかは分かりませんが、この時自分はある意味「チャンス」だと思い「チーム、絆について」という文章を全選手と保護者宛に配布しました。
クラブ新人戦に優勝できたのは試合に出た11人が頑張ったからだけではなく、ベンチにいる選手、もっと言えば菅平に上がっていない選手みんなで頑張ってきたから勝ち取ったものなんだ、さらに言えば3年生も含めクラブに関わるすべての人の努力の結果なんだ、またチームは様々な見えない絆によって結ばれているんだということを様々な事例を挙げて書きました。A4で3枚びっしりの結構な長文でしたが、それを読んだ保護者の方何人からか「感動しましたとか」「読んでいて涙が止まりませんでした」「このチームでサッカーが出来て良かったです」など電話やメールで感想をいただきました。これです。
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そして当然38選手みんなで祝勝会の焼肉を楽しみました。みんないい顔していましたね。チームの絆を再確認できた出来事だったと思っています。
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【祝勝会後、指導者みんなと握手する選手達。みんなつながっています!!】
さあそんなチームの絆、結びつきを感じさせながら、チームはアルウィンでの試合を迎えることになります。


チラベルトカップ優勝までの道のり⑦

いよいよチラベルトカップ優勝のための作戦3「絆の強いチームになる」編です。
大会前週、菅平の長野インフィニティカップで報告できなかったのは「仲間」編でした。一緒に報告していきますね。
やっぱりサッカーはチームスポーツなので「チームとしてどう勝つか」が大切なのはいうまでもなし、いかにいい「チーム」を作れるのかというのも指導者の重要な資質になってくると思います。
そんな訳で、この「チーム」という観点で夏に新人チームを観たときはやっぱりバラバラ感を感じたし、みんなでやろうとか、みんなで頑張ろうみたいな雰囲気はあまりありませんでした。基本はみんないい奴だし明るく、こっちもいじれる可愛げのある学年なんですけどね・・・。
この学年で印象的なのは1年生の時から何回もゴールを運ぶときにゴールを落としてしまっていることです。別に5人で運べとか無理難題を押し付けているのではなくて、2年生20名全員で運ばせて落とすのです。恥ずかしい話ですが、足の上に落としてけが人が出たこともありました。要するに「人任せ」の人が多くいるのです。
やっぱりオフザピッチ=オンザピッチ。試合でも同じ。勝っていたりうまくいっている時はいいのですが、負けていたり強い相手との試合でうまくいかなくなると、もっとこ~しよう、あ~しようって感じにはならなくて中心選手がイライラしてキレ出すんですね。
夏の信毎杯で彼らが中心になった北信北U-14を見ていただいた方からは、「負けた試合はもったいない試合だった。突然(エスぺの)中心選手達がキレ出した。彼らは北信の宝であり爆弾でもある」という爆弾発言(笑)までいただいた程でした。
また夏ぐらいまではなかなかチームの試合で結果が出ず、さらにドヨ~ンとした悪い雰囲気が漂ってました。
こんな状況をみて自分は新人チームを良いチーム、絆の強いチームにするするべく様々なアプローチを計画し、実行していきます。
そしてチームは変わっていくのです。
その様子を菅平での写真も多く取り入れてUPしていきますね。
では後ほど。


チラベルトカップ優勝までの道のり⑥

作戦3の「絆の強いチームにする」に進む前に「戦術」のところでもう一つネタをアップしようとしていたのを忘れていました。
ここ1ケ月の試合で力を入れてきたことがあります。
「試合のデータ分析」です。
試合のデータ分析は試合中に起こる様々な現象を分析することによってチームの現状や課題を確認するために行う作業で、先月声を掛けてもらい参加した長野市の指導者講習会でも紹介されていました。
自分はこの作業を「チーム戦術を選手達に落とし込んでいく方法」として利用しました。
具体的には試合中、試合に出ていないベンチの選手達に様々な数値などを取らせて、ハーフタイムや試合後に発表させたのです。
例えば守備の規制をかけて追い込んで奪うというコンセプトの刷り込みには、ボールを奪えた場所、奪った方法(インターセプト、サンド、相手のミスなど)、ボールを奪おうと犯したファールの数など、を取ります。
また攻撃のビルドアップのところではボールを奪った後の最初のパスの成功率、パスが3本つながった回数、パスがつながった最多本数、ボールを奪った後シュートまでやりきれた割合、シュートの数などなど。
この分析によって試合に出ている選手、出ていない選手両方の意識を高めることが出来ます。
試合前に選手にこれとこれの数値を取るからね、と言えばその選手達はそれをみんなで意識してやるから課題が改善されていきます。
またベンチでデータを取る方にも大きな効果をもたらします。みんなで「パス成功」「3本通った」「誰々がファール」など言い合ってみんなが試合に集中するし、もちろんデータをとっているそのプレーに対する意識も高まります。
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ちなみにこの紙はインフィニティカップ準決勝で選手達に取らせたデータです。ちょっと見づらいですかね~。
この試合で取らせたのが守備の部分ではファールの数(とその選手名)、 攻撃では奪った後の最初のパスの成功失敗、シュートの数(とその選手名)です。
試合は前半1-1、後半1-0の合計2-1で勝ちましたが、このデータと試合結果でつながっている部分が見えてきます
例えばファールの数です。前半は2、後半は0。前半は2つのファールのうち一つがPA内でPK。試合唯一の失点を献上しました。それに対し後半は25分間ノーファールの危なげない内容で無失点でした。
攻撃では奪った後の最初のパスは前後半ほぼ同じでしたが、シュートの数が前半の5から後半は7と若干ですが増えました。ここで名前を入れておくメリットが出てきます。自分が注目したのは2トップのヤスと佳樹のシュートの数です。前半は2人あわせても1のみでしたが、ヤスが2本ショートを放った後半は合計3本で、そのうちのヤスのシュートが決勝ゴールとなりました。
このようにデータの収集、分析も「チーム戦術を徹底」していく上で効果をあげた方法でした。
アルウィンでの試合のデータ分析も早くやりたいのですが、時間がなくて出来ていません。メインスタンド中段から貴昭コーチがいい映像を撮ってくれました。時間を設けて選手みんなといろいろな種類のデータを取ってみてもいいですね。相手チームのデータも取って、比較も出来ればさらに広がります。
雨が上がった決勝戦のASA戦は結構ボール動かせたのでパス3本以上つながった回数は結構多いんじゃないですかね。でも、逆に低い位置からのビルドアップから崩してシュートまで持っていけた回数は少ないのではと思います。要するに回っているようで意図的に崩すところまではまだまだ行ってないと分析しています。
さて、次はいよいよ感動の(?)「絆の強いチームになる」編です。


チラベルトカップ優勝までの道のり⑤

チラベルトカップ優勝を勝ち取るための2つ目の作戦は「チーム戦術の徹底」でした。
チラベルト決勝のちょうど1ケ月前、新人チームは北信越新人フェスティバルを戦っていました。3年生のJAがあったりして久しぶりに新人チームの試合を見まました。まず、自分が感じたのは良いとか悪いとかではなく、戦術が徹底されていなくてバラバラ、でした。
どういう状態だったかというと、守備でいえばチーム、グループでボールを奪うっていうコンセプトがあるのに一人ひとりの選手が勝手にファールしてでも止めようみたいになっていて、攻撃ではしっかりつないで崩すというコンセプトがあるのにちょっとプレッシャーをかけられたらみんなセーフティーという逃げ言葉のもと(笑)みんなボーンとロングキックを蹴ってしまっていて全然ボールが回りませんでした。
この時に思ったのはチラベルトで勝てなくてもいいから、とにかく戦術を徹底させよう、ということでした。例えば上記の守備、攻撃のコンセプトを徹底させるために、守備では一切ノーファールでグループで人数をかけて奪えと。いっぱいいっぱいで一人でボールを奪おうとした選手は罰ゲームまでさせました。攻撃で言えば、クリア禁止、GKからは基本すべてつなげ、取られてもいいからという強制のルールを決めて徹底をはかりました。
このことは着実に効果を上げていきました。1ケ月の間大会が続きましたが、その中で着実にファールの数は減りチーム、グループでボールを奪う場面が増え、攻撃ではGKやDFからショートパスでボールが動かせるようになってきたし、3本以上つながる回数も徐々に増えていきました。
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この写真は北信越新人フェスティバルの試合後にみんなで頑張ったシャトランの様子です。失点×10本です。
北信越新人フェスティバルで自分が選手達に与えた共通のテーマは『協力』でした。試合中の守備も攻撃も、もちろんオフザピッチも。どんな場面でも人任せにやっている選手には気合い(!)を入れていきました。
この辺りのことは戦術にもチーム作りにも共通しているチームスポーツのベースとなる部分です。
さて、この「チーム戦術の徹底」の話はアルウィン、試合前のミーティングにつながっていくのでまたUPしますね。
次にUPするのは「絆の強いチームになる」です。
自分も結構、アップアップです(笑)


チラベルトカップ優勝までの道のり④

さて、全国制覇という無謀とも思える(笑)目標を打ち立てたU-15新人チーム。
サッカーノートの表紙の裏に張らせたプリントの冒頭には
全国制覇への道~ROAD TO JAPAN CHAMPION~
中野エスペランサU-15は大好きなサッカーで中学生年代日本一を本気で目指します!!
という決意をドーンと大きい字で書き、さらに自分が考える方法論も書ました。
ただ、華々しいサッカーノートの文言とは対照的に、この時点で全国制覇を本気で可能性があると思っていた選手がどのくらいいたのかは疑問でした。
(彼らがよく言う)「無理じゃね?」と思っていた選手も多くいたことでしょう。
これでは高い目標だけが独り歩きしてしまいます。
ここから自分が選手たちに働きかけたのは全国制覇の「可能性」についてでした。
自分は2つの道具を用意しました。キーワードのコトバと映像を交えて選手たちに投げかけました。
一つ目の道具は以前、当ブログ書いた自分が尊敬しているサッカー選手、三浦知良のコトバです。
「1%あるんですね?じゃあ、僕はその1%を信じます」
(高校の指導者にブラジル留学を「人間100%はないが、お前は99%無理だ」と言われて)
今でこそブラジル留学はメジャーになってきましたが、当時、日本人が一人でブラジルへ行きプロになるという発想自体が理解されるはずもなかったのは当然のこと。その後、カズはブラジルでの壮絶な努力と苦悩の末にサントスなどのトップクラブで活躍。ブラジルでも数十万人に一人の可能性といわれるトップ選手になりました。その後のカズの帰国後の活躍は誰もが知るところです。
日本人初のセリエA移籍時もマスコミから「通用しない」と叩かれながら、「通用しないから行くんだ」というこれまた名言を残し、日本人セリエA初ゴールを挙げ、その後のヒデや森本など日本人移籍の道筋を作りました。
彼らに配ったプリントの最後に自分は
「自分の可能性を信じ勇気を持ってチャレンジできる人間が成功し歴史を作る」
と書きました。
彼らをその気にさせる2つ目の道具は時事ネタでした。
松本山雅が浦和レッズを2-0で撃破した天皇杯の試合です。実際に選手たちの半分はアルウィンで歴史に残る大番狂わせを目撃しています。
この試合を引き合いに出して自分が選手たちに言った言葉はこうです。
「真剣勝負で松本山雅FCが浦和レッズに勝つ可能性より、みんな(エスぺU-15)が全国制覇できる可能性の方が高い。でも実際に山雅は天皇杯の大舞台でレッズに完勝した。みんなの相手はJの下部だろうが同じ中学生。やれるだろ」
自分は聞き逃しませんでしたよ。誰かが小さい声で「確かに・・」と言ったのを(笑)
さらにたたみかけます。
「じゃあカズの話はどう?みんながこれから挑戦するとしたら全国制覇するのと、ブラジルに行ってトッププロになって帰ってくるのとどっちが可能性のある話?」
また誰かが低い声でボソボソっと「全国制覇~」って言っちゃうんです(笑)
ハイ、完全に誘導尋問です(笑)
まあ正直このあたりのアプローチが彼らの全国制覇という高い目標を身近に感じてくれたかは未知数なのですが、効果は十分にあったと確信しています。
あれ?映像の話はいつ出てくるの?思われてる方、慌てないでください(笑)
この作戦1「選手の意識を変えるの」話は試合直前のミーティングまで続いていきます。
「選手の意識を意識を変える」の当面のゴール、「チラベルトカップは勝って当然」と思わせるまで様々な伏線を張りながら進んでいきます。
ということで、次回からは作戦2「チーム戦術の徹底」についてUPして行きますね。


ちょっと休憩

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皆さん、こんにちは。
「中野のチーム」の監督をしているサッカーいいねです(笑)
今朝の信毎の地域欄の北信のページに掲載されていました。まだチェックしてない人はぜひご覧ください。
中野エスペランサの優勝を北信の地域欄で紹介していただけるのはありがたいですね。てっきり松本市の大会だから中信の欄かと思ったら北信だったので嬉しかったです。
それにしてもインタビューの様子から記者の方が我らがキャプテン裕也君の「全国制覇」の爆弾発言(!)に戸惑ったものと推測されますね(笑)


チラベルトカップ優勝までの道のり③

タイトル変えましたよ。イメージしやすいように「チラベルトカップ優勝までの道のり」にしました。
さて、新人チームの代は能力の高い子、意識の高い子、個性が強い子などおもしろい選手が多くいて、良い方向に持っていければ、チラベルトカップで勝てるチームになるのではないかと思っていました。
そしてまず自分が取り組んだのが
①選手の意識を変える
です。「言葉」と「映像」という道具を使って選手達の意識を変え『チラベルトカップは勝てて当たり前』というところまで持っていこうと考えました。自分の中でここをゴールに設定したのです。大胆にも(笑)
こんな言葉が自分のメモノートに書いていあります。
「一番大事なのは肝心な獲物を捕える時のイメージなんだ。獲物のイメージがはっきりしているほどエネルギーもパワーも湧き上がってくるのさ」 タイガー・ウッズ
「自分の中にどれだけ豊富なコトバがあるか、それによって思考のレベルが決定してしまう」 片山敬済(プロバイクレーサー・元世界チャンピオン)
「予感や気分が新しいコトバによって意識化された時、初めて現実の変革が始まるのだと思う」 龍村仁(映像作家)
つまり人間の体を動かしているのは「心」であり「意識」であると。その心や意識を具体化するのが「言葉」であり「イメージ」だと偉人達は言っているのです。
自分は様々な言葉や映像を使ってチラベルトカップ優勝に向けて選手達の意識を変えようとアプローチを試みることになります。
まず、「(新人チームの)チームが目指すところはどこなのか」という話を選手達に問いかけました。
正直、自分的には「全国」という言葉でみんをまとめ、意識を変えていこうとプランをねっていたのですが、選手達から思わぬ反応が返ってきました。そう、例のあの言葉です。
「監督~、もうサッカーノートに『全国制覇』って書いてあります!!」
この瞬間、自分が考えていた「全国」という言葉より、具体的でさらに高いレベルの素晴らしい「コトバ」が生まれたのです。新人チームの目標は『全国制覇』になりました。
そしてさらに自分はこの「言葉」に便乗して(笑)さらに選手達の意識を変えるべく、たたみかけるのです。2つの言葉を言いました。
「分かった。全国制覇ね~。じゃあ、全国制覇するんだったら県大会はみんな優勝出来るんだよね?」
「サッカーノートに『全国制覇への道』とプロになりたい奴は『プロへの道』って表紙にしっかりと書いておけよ」
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『全国制覇』・・・この言葉に出会っていなかったら新人戦2冠はなかったと思います。
間違いなくこの素晴らしい「言葉」との出会い、そしてチームの目標に設定できたことで選手達の意識は大きく変わっていくことになります。菅平の報告にあったような「Change」がどんどん出てきました。
さらに検証です。たたみかけて言った2つの言葉の効果はどうでだったのでしょう。
「県大会はみんな優勝」・・・しちゃいました(笑)
全国制覇への『道』という言葉を書かせたのは、もうその『道』を歩いているイメージを選手達に刷り込みたかったからです。この変の細かい細工が後で大きな差になって出てきます。『道』という「言葉」を自分がかかせたことで選手達は自分が思い描いたレールの上を進み始めたのです。
さらに、2つ目のサッカーノートには「プロ選手への道」と書けと指示したのに、さらに彼はプロを現実なものと捉えていて「プロサッカー選手になる」と宣言しちゃっていますよね。これが、言葉の力です。魔力(?)です。
笑っちゃうような話ですが選手達の意識が本当に一気に変わりました。しかも劇的に。
自分はこの変化に手ごたえを感じながらも、チラベルトカップ優勝のために更にいくつのも言葉や映像を用意し選手達の意識の中に落とし込んでいきます。
繊維を幾重にも織り込んで丈夫な生地にしていくイメージで。
自分、結構しつこい性格です(笑)


チラベルトカップ優勝までの道のり②

8月にクラブユース新人戦の予選リーグが開幕しました。
その時の新人チームは予選リーグを全勝で突破したもののチームの状態としてはあまり良くありませんでした。
春の1年生のナイキ県予選(テプコカップ)で惨敗し、5月の千曲市長杯でもバラバラ、クラブユース新人戦予選リーグの翌週に行われた高丘FCカップでも勝てず正直、この学年はどうなっていくのだろうと思ったし、周りの人もそう思ったという話も多く聞きました。
この時点で、自分が新人チームに対して考えたことは「何とかチラベルトカップを勝たせよう」でした。この時点で「全国制覇」とかそんな目標は全く考えなかったですね。考えられなかったです。また、クラブユース新人戦はあまり頭の中になかったですね。
でもこの学年は能力の高い子、意識の高い子、個性が強い子が多く上手い方向に持って行ければ、今年最後のカップ戦で注目度の高いチラベルトカップで勝たせられるのではないか、と思いました。今年はアルウィンでの準決勝、決勝ということも知っていました。そしてその勢いに乗って来年のクラブユースへ乗り込む、というイメージを持っていました。
そして自分が考えたこの学年をチラベルトカップで勝たせるための作戦は以下の3つです。
①選手の意識を変える
②チーム戦術を徹底させる
③絆の強い「チーム」にする
自分はこの3つについて「言葉」「映像」という2つの道具を使って選手・チームを変えていこうと多くの伏線を張りました。様々な形でアプローチしていくことを決心したのです。
そして実際に不安定でバラバラだったチームがわずか数ケ月でチラベルトだけではなくクラブユース新人戦も勝ち、チラベルトに関しては無失点で優勝するという快挙まで達成する素晴らしい「チーム」になりました。
これから3つの作戦をどうやって遂行していったか、このブログで使った写真などを交えながら紹介していきますね。
すいません、写真も笑いもなくて(笑)


チラベルトカップ優勝までの道のり①

おかげさまで中野エスペランサU-15新人チームはチラベルトカップ少年サッカー選手権大会において初優勝を果たすことが出来ました。
しかも1回戦から決勝戦まで5戦連続無失点での完全優勝です。先のクラブユース新人戦に続き2冠を達成しました。以下、チラベルトカップの全試合結果です。
【1回戦】  中野エスペランサ 3-0 女鳥羽中
【2回戦】  中野エスペランサ 4-0 軽井沢中
【準々決勝】中野エスペランサ 3-0 飯島中
【準決勝】 中野エスペランサ 1-0 佐久サーム
【決勝戦】 中野エスペランサ 1-0 ASA FUTURO
さて、ここからは自分がチラベルトカップ優勝に向け様々な伏線を張って準備してきたので皆さんに紹介していきたいと思います。
自分は日曜日のフットサル練習試合でも対戦相手のチームの選手、指導スタッフにチラベルトカップ準決勝と決勝戦それぞれの試合前に選手達に見せた映像を見てもらって情報を提供(共有)させていただきました。
一緒にサッカーに取り組んでいる人達はチームが違っても「サッカー仲間」であり「サッカーファミリー」です。当ブログで紹介したことでもし指導の参考になることがあれば是非活用してください。また良い情報があれば自分にも教えてください。指導者みんなで高め合っていきましょう。
これからいくつかのテーマに分けて報告していきますね。
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【優勝後の集合写真。みんな自信に溢れたいい顔しています!!】


高校サッカー新人戦決勝

16日(月)は高校サッカー新人戦の決勝戦が千曲市サッカー場で行われました。
土日とサッカーで仕事がたまっていて忙しい月曜日ですが、やめておけばいいのに(笑)昼休みを利用して観戦に行っちゃいました。試合結果は
上田西 1-0 都市大塩尻
上田西は昨年に続き連覇です。関係者の皆さんおめでとうございます。
都市大はエスペランサ卒業生の山岸がチームのキャプテンを務めています。来年のリベンジに期待しましょう。
ちなみに都市大のキャプテンは現3年生の岸田に続き、今年の2年生の山岸と2年連続でエスペランサ卒業生が務めています。
中信の県内屈指の強豪校のキャプテンを中野の選手達が務めているのは嬉しいことです。
彼らの活躍はクラブの誇りであり、自分の誇りです!!
また、今日は試合をゴール裏からビデオカメラで撮影しました。これからチラベルトのレポートでも書きますけど自分は今、映像を使った指導にチャレンジしています。ズク出して(笑)
自分の中でU-15がこれからのステップアップに取得させたい戦術的な部分がいくつかあって、それが今日の試合に出ていれば編集して選手達に練習前に見させてイメージさせてあげようと思い撮影していたのですが、千曲市サッカー場は撮影に適している高台がなくフラットで見づらいことや、試合の内容もロングボール主体の若干大味なものだったこともあって、U-15の選手達がイメージできそうなシーンはほとんど撮影出来ませんでした。
まぁそれも自分にとって勉強です。ドンマイ、俺(笑)
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【試合終了直後。歓喜に沸くイエロー上田西イレブンとその場にしゃがみ込む赤都市大イレブン】
さて、試合が終わり仕事に戻ると中野平中2年生が新型インフルエンザ感染により2クラス学級閉鎖、そのクラスにはエスペランサの選手達も複数在籍しているという報告を電話で受けました。
また前日の日曜日はその中野平中体育館で一日みっちりとフットサルの練習試合を重ねたこともあり、選手の中に感染者が出てもおかしくないという状況になってしまいました。
チラベルトカップが終わり、来週末からは北信越リーグ昇格をかけたトップリーグの試合が控えているという状況の中でチーム内での感染拡大は絶対に避けなければならないということで、明日から1週間クラブの活動を休止する決定をしました。
来週には2学期末テストもあるので、ある意味タイミング的には良かったのかもしれません(笑)
選手達は27日(金)の全体練習再開まで新型インフルエンザ対策を徹底しながら勉強とコンディション維持のため自主トレーニングを頑張ってください。
この状況を悲観することは全くありません。万事塞翁が馬です。もしかしたらこの厳しい状況がチームとして好転していく要因になる「かも」しれません。
個人としてもチームとしてもしっかりと切り替えて前向きに頑張っていきましょう!!
おまけですが、自分も月曜日の夕方から体調不良で、まさかと思い念のため緊急外来で新型インフルエンザの検査に行ってきましたが「シロ」でした。
ここ1ケ月くらい朝3時からエノキだけの仕事をする毎日で疲れが溜まっているのかもしれません。自分も体調の回復と管理を頑張ります。