29日(土)U-15の選手達と東京国立競技場で2試合を観戦してきました。
朝6時に中野市役所を出発。意外に道路はすいていて国立には10時頃到着。東京は心配していた雨もあがり気温も比較的暖かかくこの時期の観戦としてはラッキー。
最初の試合は高円宮決勝。ガンバ大阪JY-東京ヴェルディJY。多くのタレントを抱える両チーム。個人技や戦術、それから監督のコーチングや采配にも注目していました。

【試合開始前のセレモニー。観客は少ないながら熱い戦いが繰り広げられました】
試合は前半ポゼッションで丁寧にゲームを作るヴェルディに対しロングボールと高い位置でボールを奪いカウンターを仕掛ける形でガンバが応戦するという構図。共にチャンスは多く作りだしたもののしっかりと決めたヴェルディが2-0で後半へ。
ところが後半開始早々ガンバの猛攻から日の丸の原口が決めてからはムードが一変。ガンバがこの得点を足ががりにわずか7分間で3得点し逆転しました。その後はヴェルデイも必死の反撃をみせ押し込む時間もありましたがそのままガンバが押し切り、3-2の逆転勝ちで見事2連覇を果たしました。
それにしても日の丸クラスの選手を多く抱えるヴェルディでさえあの魔の後半の立ち上がりは立て直せませんでした。中学生年代のメンタル面の難しさ、試合の怖さを感じました。
またこのタレント軍団の中にあっても圧倒的なスピードと高いスキルでヴェルディの守備を崩したのがガンバの原口です。昨年の宇佐美を思わせるような圧倒的な「個」がゲームの流れを変えました。
敗れはしましたが、ヴェルディのビルドアップも勉強になりました。68メートルの横幅をいっぱいに使いほとんどツータッチアンダーでとにかくシンプルで動かします。そこからワンタッチの楔からキュキュとスピードが上がりバイタルに侵入して崩していく形がゴール裏の席からはよく分かりました。パスの質、動き出しの速さ、連動性が素晴らしいのは言うまでもありません。子供達も自分もとても勉強になりました。
試合後、A級でお世話になったヴェルディの富樫監督がピッチに倒れ込む選手を一人ひとり起こして回る姿には涙しました。
さて、気を取り直して2試合目は天皇杯の準決勝。鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ戦。攻撃的な両チーム。こちらも1点を争う好ゲームでした。やはり中学生の試合後に見ると迫力が違います(当たり前ですけど)
自分達はアウェーのアントラーズ側で観戦。理由はチームカラーがエスペランサと同じ赤だからという自分の短絡的な判断で(笑)

【アントラーズゴール裏は赤一色。Jリーグチャンピオンの応援には勢いがありました】
試合は本山の豪快なボレーが目の前で決まり鹿島が勝ちましたがこの試合のMVPはGK曽ケ端。1対1を止めるなど、安定感抜群。GKがゲームを作りました。さすがは日本代表!!

【反対側の川崎のサポーターも熱い。応援は試合前からヒートアップ】
さて最後は一番大事な話。
選手達は今回の観戦で何を感じたのかな・・・。